800キロもの道のりを歩き続ける理由とは・・・?

世界37か国で刊行されたベストセラー小説で、原題は「ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅」。
定年退職し、奥さんと平凡な日々を過ごしていたハロルドの元に一通の手紙が届いたことから物語は始まります。
差出人はかつての同僚の女性で、余命いくばくも無い彼女に返事を出そうとしたものの、彼にはどうしても一目会って伝えたい「想い」があり、「私が歩く限りは生き続けてくれ」と伝言し、手ぶらのまま800キロもの道のりを歩き続け・・・というストーリー。
予告を見れば、老人が800キロもの距離を歩き続けることで話題になり、人々を感動の渦に巻き込み、目標も達成できてメデタシ、メデタシ・・・で終わる話かと思いきや、そういう単純な話ではなく、800キロもの道のりをひたすら歩いて行く中で次第に明かされていく彼の深い悲しみや過去、夫婦関係や息子のこと、そして同僚とのこと・・・と結構ハードな話。
生きていれば、人間誰にでも悔やまれる出来事はあるわけで、ハロルドもそんな「業」みたいなものを引きづりつつ、もはや「彼女の為に歩いている」というより「自分の為に」歩いていたのではないかと、まさに原題の「巡礼の旅」がしっくりくるなぁと、そんな事を思いながら見てました。
1人残されていた奥さんにもいろいろ葛藤はあったけど、最後は本当にハロルドの事を愛している事に気づき、その事を素直に告白するシーンが素敵でした💓
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